第55回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会

会長 清水 徹郎(医療法人沖縄徳洲会 南部徳洲会病院高気圧治療部長)

2021年の開催に際して

春暖の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この度 「第55回日本高気圧環境・潜水医学会学術総会」を令和3年10月15日(金)~10月16日(土)に、沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」(那覇市)にて開催させていただく運びとなりました。

本来は令和2年10月の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、予定を1年間延期させていただきました。また、令和3年4月現在、全国的に感染症の終息が見えない状況であり、通常の学会開催は困難と考え、今回の学会は、現地沖縄での開催は演者と沖縄県内からの参加に限定させていただき、オンラインでの討論と、オンデマンド型の動画配信を組み合わせたハイブリッド形式の開催とさせていただくこととなりました。かねてよりご準備いただいていた皆様には大変なご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ありません。

企画当初より本医学会のテーマは、「次世代への継承」とさせていただいておりました。臨床場面で様々な分野に対して高気圧酸素治療は広く行われているにもかかわらず、教育体制が十分でない現状は多くの施設で問題となっていると思います。とくに救急領域における高気圧酸素治療の教育を早急に整備する必要があると、日常診療の中で強く感じています。図らずも新型コロナウイルス感染症という人類未曾有の危機の中にあって、感染対策を十分に行った上で、高気圧酸素治療をどのように安全かつ効果的に行うかという命題は、多くの医療機関に唐突に突きつけられた課題であると思います。多くの施設がこの待ったなしの課題に取り組んでいる真最中であることでしょう。人類がこのパンデミックをどう乗り越えて次世代に伝えていくかは今まさに形として残していくべきものであると考えます。そのために今回の学術総会が多少なりとも寄与出来れば幸いと存じます。皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。